これらの例題は、すべて過去に起きた出来事に対する自分の感情を表しています。
ここでは忘れられない！と書いていますが、実のところ本音では忘れたくない！
という思いの方が強いのでしょう。
では何故、過去の出来事にばかり捉われてしまうか？　それは今が不満足だからかも
しれません。では、なぜ不満足なんでしょう。それは、自分が描く理想の世界と
現実とにギャップがあるからでしょうか？然も、そのギャップは年々大きくなって
いく気がしているから？それとも元々、大した目標も夢も持たずに来たことが現実
の世界でもやっぱり大したことが出来ないままだからでしょうか？

四苦八苦とは、一言で言ってしまうと『思い通りにならないこと！』とあります。
思い通りになるなんて誰も思っていませんよね！そんなことが、この世にあるものか！
と思う人の方が圧倒的に多いはずです。では何故、日々の生活に不満足を感じ怒りを感じ不愉快を感じているのでしょう。
多分それは、自分だけは、自分の思うように生きて行きたいと願っているからです。

そう言う私はどうかって？聞かれたら、自信をもって『今を思うように生きています！』
とお答えします。この理由は追々お話しするとして　。　　。　　。

では、日々の生活に四苦八苦し難儀してしまう理由を考えて見ましょう。
前のページで例を挙げましたが過去の出来事に対し後悔や怒りがいつまでも記憶に残っていて何かの拍子に思い起こされてはまた後悔や怒りが噴出してしまう。
これは思い通りに生きようという意思を持たないからです。
思い通りになるなんて誰も思っていませんよね！と問われて、ハイ！と答える人は多いと書きました。

でもよく思い返して下さい。
高校受験、大学受験で志望校に入れたこと！もっと昔に遡れば、出来なかった逆上がりが出来るようになったこと！縄跳びで２重跳びを連続で飛べたこと！
大人になれば、任された仕事を責任をもって成し遂げられたこと！行こうと計画した旅行を計画通りに行けたこと！欲しい洋服を思い切って買ったこと！
これらは、そうしたい、そうしようという意思があなたを動かして現実になったことなのです。誰にでも数多くの体験があるはずです。

これらの体験は何も考えず何もしないで果たせたことではないはずです。
やるしかなかったからという理由でやれたこともあったかもしれません。然しそのような半ば強要されたことでも、やるしかない！という意思が働いたから成し遂げられたのです。

今が何となく不満足だな～楽しくないな～窮屈だな～って感じているのであれば
今の自分は何を望んでいるのか！何がしたいのか！逆に何をしたくないのか、本音の思いをまとめてみることです。

このように不満足を感じている時というのは意外に思考回路が固定化されていて日々の
ルーティーンだけで頭が一杯になっていることが多いのです。
要は流されて生きているから『やらされている』感ばかりに囚われてしまうのです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　まだ続く！